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アメリカ新工場向けに、設備機械の海上輸送プロジェクト。

コンテナ不足、天候不順、突発的なスケジュール変更――想定外の難題に対し、部署の垣根を越えて一丸に。
「納期遵守」のために動いた、総力戦の舞台裏をお伝えします。

  • 顧客の期待に応えるため、プロフェッショナルの誇りと使命感を胸に、部署横断の「一気通貫」で挑んだリアルなプロジェクトストーリー。

  • 近年、コロナ禍や自然災害が重なり、海運業界は未だかつてない混乱に。検疫強化、コンテナ不足、輸送遅延…。そんな背景の中で、急遽ご依頼をいただいたのが、「アメリカ新工場の立ち上げに合わせて、設備機械を一括で送りたい。」という案件でした。台風の影響もあり、依頼を受けてからわずか一週間で船積みしなくてはならない。営業・港湾・物流センター・航空・通関──MEIKOが誇る一気通貫の総力戦が幕を開けます。

START
動き続ける世界のために、
私たちは、決して止まらない

船積6日前

プロジェクトの起点は営業部です。
まずはお客様の希望納期から逆算し、出港までのスケジュール調整やリスクの洗い出しを行います。物流現場や通関部門、船会社、保険会社、さらにはアメリカ現地の関係各所まで幅広く情報収集。

スケジュールの妥当性を精査確認し、物流センターや設備梱包部門とも連携しながら、もしもの際のバックアップ体制まで想定していきます。

今回、大きな障壁になったのが、コンテナ船のスペース不足でした。コロナ禍では需要が供給を遥かに上回り、主要航路はどれも満船状態だったのです。それでも諦めることなく社内関連部署と協力し、船会社とも粘り強く折衝を重ねました。そしてついにコンテナ船の積載スペースを確保することに成功したのです。

船積5日前

物流センター統括部と連携し、搬入先の倉庫スペースを確保。貨物の搬入を行います。

並行して梱包部門にも依頼を進め、資材や人員を手配し準備を進めます。

(この間、業務チームでは通関部へ必要な通関書類を事前共有)







船積4~3日前

搬入翌日、梱包作業が開始されます。

無事に梱包が完了したら、梱包明細を入手し、事務担当者へS/O(船積指示書)の作成を依頼します。通関部からの確認事項も顧客へ報告し、円滑に通関が進むよう段取りを行うことが重要です。

その後も船積みまで、スケジュールに遅れがないか伴走していきます。






ミッション完了まで

残り4
CHAPTER01
一枚の書類が、
数十億円の貨物を動かす

営業社員からのバトンを受けて、書類作成に入ります。1文字の誤りが大きなミスに繋がることがあるため、慎重に進めていきます。

今回は特にコロナ禍の影響などで、普段以上に社内や取引先が混乱していることもあり、一枚の書類を書き上げるために数十通のメールや電話確認などのやり取りを行い、着実に業務を遂行していきます。

しかし、ここでトラブルが発生します。台風の進路の影響で船のスケジュールが変更になり、船積み書類を修正する緊急事態に。

急いで書類を整え直し、ようやく承認を得ることができた。このように作成した書類の一枚一枚こそが、国境を越える貨物の流れを生み出しています。

ミッション完了まで

残り3
CHAPTER02
法令と時間の狭間で、作業を止めない

設備機械の輸出は、部材ごとに分類と規制が定められている場合があります。もし申告を誤れば、通関で止まってしまう。

通関の現場は、法令と時間の綱渡りです。申告書に記載するHSコードを間違えれば、貨物はアメリカに輸送することができなくなります。しかし今回は船積みまで時間がありません。

慎重かつスピーディーにシステムへ数字を入力し申告。税関から指摘された追加資料を作成し、再度提出します。

そして税関からの許可通知が現場へと届き、物流センターで大型フォークリフトが動き出します。

ミッション完了まで

残り2
CHAPTER03
動かしているのは、重機ではなく、
人の覚悟

「通関許可」の通知を確認し、物流センターが動き出します。あいにくこの日は台風接近の予報で、通常よりも早く港へ送り出さなくてはなりません。

アメリカへ輸出する設備機械がフォークリフトで持ち上げられ、コンテナに貨物を積むためのバンニングプランを確認しながら、ナカマたちが力を合わせて、スピーディーかつ安全で正確なバンニングを進めていきます。

午後、最後のコンテナが閉じられ、センター内に「バンニング完了」の声が響くと、コンテナターミナルに向け、貨物が輸送されていきます。

次にバトンを繋ぐために全員が責任をもってやりきる。
それこそが「MEIKOの現場のチカラです。」物流センターの職員に送り出され、次の工程へとバトンが渡されました。

ミッション完了まで

残り1
CHAPTER04
港の最前線で、最後のバトンを託される

物流センターから「搬出完了」の連絡が入り、いよいよ最終工程を担う港湾の現場が動き出します。

岸壁にあるガントリークレーンと、作業を担当する仲間たちに指示を出しながら、安全第一で作業を進めていきます。
船積当日、刻々と出港時間が迫ってきますが焦りは禁物。安全第一で、最適な指示を出すことが、現場責任者であるフォアマンの役割です。

そして最後のコンテナが本船上に収まったあと、「積み込み終了。荷役作業完了です。」トランシーバーを置いた瞬間にナカマたちも安堵の表情に。営業から受け継いだバトンも、ようやく収束へ向かいます。

しかし、そんな達成感を感じたのも束の間。営業部から「追加の設備依頼が出ました。」との報告が。
もう船便では間に合わない。最後は航空貨物部にバトンが渡されました。

ミッション完了まで

残り0
GOAL
必ず納期に間に合わせたい。
最後の砦は航空輸送

船便出港後に「追加の貨物」を間に合わせるためには、空路で運ぶ選択肢があります。

しかし対象は大型の設備機械。間に合わせるために貨物専用機を使用します。

緊急出荷に向け、限られた時間で航空会社やトラック業者と緻密なやり取り(積載貨物のサイズ・重量確認、フライト手配、陸上輸送手配など)これまでバトンを紡いできた各部署とも連携し、チーム全員が同じゴールを見据えて、それぞれの仕事をしていきます。

そして無事、数十トンの設備機械がアメリカへーー。名古屋港で始まった一気通貫のバトンは、最後の砦・航空貨物部の手で、海と空を越え、無事に世界へと繋がったのです。