
事業の成長と収益性の向上を
両立させ、資本効率を意識した経営を推進することで、
利益還元を実現させ、株主の
皆様の期待に応えてまいります。
株主、投資家の皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申しあげます。また、平素は当社グループ事業に格別のご支援、ご愛顧を賜り、厚く御礼申しあげます。
当社グループは、名古屋港における港湾運送事業を中心とした総合物流企業として、名古屋港トップクラスの倉庫保管スペースと輸送能力を有し、豊富な貨物取扱実績を誇ります。また、営業網は東京支店をはじめ北海道から九州におよび、海外ではアメリカ、ヨーロッパ、アジアを中心とした国際ネットワークを張り巡らし、地球規模での物流サービスを展開しております。
グローバル経済の下、物流は社会になくてはならない重要なインフラの一つとなっております。当社グループは充実したハードウェアに加え、人やITシステムによるソフトウェアを活用することで、高度で多様な物流サービスを提供してまいります。
物流の公共的使命を追求しつつ、役員はじめ従業員一同、さらなる社業の発展に努め、ご期待に沿う経営を推進してまいりますので、株主、投資家の皆様には、今後とも一層のご理解とご支援を賜ります様お願い申しあげます。
代表取締役会長 藤森 利雄
代表取締役社長 社長執行役員 髙橋 広
コーポレート・ガバナンスに関する
基本方針
経営の健全性・透明性・効率性の確保という観点から、株主の皆様の信任に応えるため最適なコーポレート・ガバナンスの整備・構築を目指すとともに、経営環境の変化に機敏に対応するため、迅速な意思決定を行うことができる経営体制および迅速かつ適切な開示を行うよう努めております。
社外監査役を含む監査役機能の充実により経営の健全性の維持・強化を図り、取締役会においては社外取締役比率を高めることによりその監督機能を強化し、コーポレート・ガバナンス体制の充実を図っております。 また、業務執行に必要な責任者として執行役員を配置して一定の権限を委譲することで、業務に係る責任と役割を明確にするとともに業務執行体制の強化および機動的な意思決定を図っております。
(1) 取締役会
取締役会は、原則月1回開催し、法令・定款に定められた事項および取締役会規則に定められた事項について審議、決議を行っております。なお、経営の透明性と企業体質の一層の強化を図るため、2名の社外取締役を選任し、企業経営に関する豊富な知識や識見をいかし、取締役会において当社の属する業界にとらわれない幅広い見地から助言等をいただくことで、経営の監督機能の強化を図っております。
(2) 監査役会
監査役制度を採用しており、監査役4名のうち3名は社外監査役を選任し、監査の公平性を高め、取締役会をはじめとした重要な会議に出席し、業務執行、法令遵守、意思決定、内部統制の状況等の監査を行い、グループ会社の調査も積極的に実施しております。
(3) 経営審議会
経営審議会は、役付執行役員および常勤監査役で構成され、原則月2回開催し、取締役会および定例役員会に上程する議案のうち重要な事項について事前審議しております。
(4)
定例役員会
定例役員会は、常勤の取締役、執行役員および常勤監査役で構成され、原則月2回開催し、取締役会から委譲された権限に基づき、重要事項について審議を行い、的確かつ迅速な経営判断を行なえる体制を整えております。
(5) グループ経営会議
グループ経営会議は、常勤の取締役、役付執行役員および常勤監査役ならびに当社グループ企業の経営トップで構成され、原則月1回開催し、当社グループの組織運営、経営状況、投資計画などの情報共有を行っております。
(6) 指名・報酬諮問委員会
指名・報酬諮問委員会は、取締役会の決議によって選定された3名の取締役で構成され、その過半数は独立社外取締役とし、取締役会の諮問に応じて、取締役および執行役員の指名・報酬に関する重要事項について審議し、取締役会に対して報告または答申を行っております。